今日は、株式投資において、これまでの私が犯した最大の失敗について書いてみたいと思います。
この経験があったので、私は守り重視の投資にスタイルを変えました。
私は、ゲノム編集で遺伝子関連疾患の治療を目指すという、モダリスという会社に注目していました。そして、株を2000-2500円くらいで大量に買い、期待していました。アステラスやエーザイなどとも提携していて、プレクリニカルですがパイプラインにアセットを掲載していました(現在も掲載していると思います)。
ただ、個人投資家の片山晃氏が、同社株60万株(約18億円)をロックアップ(*下記説明あり)期間内に売却していたことが判明し、大きなニュースになりました。この違反に対する罰則は、今のところ定められていなく、事実上の無罪なのですが、公平さを極めて欠いた投資行動であることには違いなく、私を含め、多くの投資家たちが失望しました。
*ロックアップ
会社の新規公開や株式の売り出しに当たり、その大株主などが、当該株式の公開や売り出し後の一定期間、市場で持ち株を売却しないなどの契約を、主幹事証券と交わすこと。大株主の売却で需給が悪化するのを防ぐのが目的。
検索すればたくさん記事が出てくるかと思います。
上記のことに加えて、会社としての考え方やパイプラインの不透明性にも問題があるのではないかとの思惑も加わって、そこから急激に株価が下がっていったわけです(ちなみに今は474円)。
全てを諦めて、株を売却したときの私のツイートが下記です。
3359万の損失で、売る前も、売った後も、ずっとツラかったです。毎日毎日、値動きが気になりすぎて、色んなことに対して頭が回らなくなり、冷静さを失っているのが自分でも分かりました。どうしたら助かるか…とか…そのうち助かる…とか、同じことを何度も考えるのですが、結局なにもできない日の連続でした。
少しずつ手放す選択肢もあったと思いますが、
生半可な自信がそれを妨げました。
ヒトは極限までヤバくなると、精神的に楽になろうと最優先に行動するということを体験しました。
投資では、何が起こるか分からないということを、本件で痛いほど学習しましたが、私は、あのロックアップ違反を絶対に忘れません。
成功した個人投資家として表舞台に出てくることはもちろん、この界隈から消えて欲しいと思います(今回だけは言わせて下さい)。
私からのメッセージとしては、
いくら資産が増えても、いくら人生で成功を重ねても、ヒトとしての尊厳や真摯さを失わないように生きる ということ忘れるな、ということです。もちろん私もです。
2021年の総括でも、一部、振り返りとして書いていますので、ご興味があればご覧下さい。
ではまた明日、おつかれさまでしたん(。・ω・。)
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